ハワイ程地球で一番の気候を誇る場所はありません。
飛行機から降りるとすぐに、空気がシルクのように感じます。1年中、朝晩Tシャツとショーツでも快適です。多くの弊社お客様は、1年を通して完璧な気候とライフスタイルの向上、健康で幸福な状態を保てるホノルルを選択されます。ホノルルは日常生活とアウトドアの楽しみを満喫できる場所にあります。
知り合いや弊社お客様でハワイに来ると健康状態が改善するという方々もいます。副鼻腔の圧迫感や喘息、呼吸器疾患、気管支炎、咳、睡眠不足などが改善されるという人もいます。ダメージを与えるフリーラジカルを中和したり酸素の吸収を助けてくれるマイナスイオン粒子を含んだ新鮮な空気による効果かも知れません。マイナスイオンはセレトニンのレベルのバランスを取り、気分や警戒心、睡眠の質の改善を助けれくれます。
ハワイやホノルルの空気の質は、アメリカ国内で常に一番です。
エコノミストによる世界の住みやすい都市に関する2017年のレポートにて、健康管理や環境、インフラ、安定性などの観点からホノルルはアメリカで1番住みやすい都市にランク付けされました。2017年9月には、WalletHubによりハワイはアメリカで3番目に幸せな州であるとレポートされました。また、サブカテゴリーの精神と肉体的観点からの健康面についてもハワイが一番にランク付けされました。
2017年10月には、ナショナル・ジオグラフィーは、アメリカ国内の190の都市の中でホノルルは15番目に幸せな都市であるとランク付けしました。
以上のことからハワイがアメリカ国内で一番平均寿命が高いのも納得です。科学者によると寿命は約30%が遺伝によるものであるそうです。他の2つの要素は、1)ライフスタイルの選択、2)住居環境によるものです。これら2つの要素は、自分のコントロールの範囲内にあり、住んでいる場所の気候にも左右されます。
ハワイに住むことにより何かが改善するとは必ずしも言えませんが、ハワイに移り住んだ人の多くがそう感じているようです。1年を通して快適な気候の中、活動的なアウトドアライフスタイルを実現できたら理想的ですよね。ご自身が望まれるライフスタイルや適した天候がある場所を今こそ選択してみては如何でしょうか。また、ハワイに移り住んだり、セカンドハウスを持ったりとできるだけ長く滞在することを考えてみてはどうでしょうか?
では、ここからは何がどのようにハワイの天候を世界の他の場所と比較して特別にさせているのか、また、それぞれユニークなマイクロクライメイト(微小気候)があるオアフの各エリアを見ていきましょう。マイクロクライメイトに関しては、ハワイに住んだり、物件を購入する前に考慮することをお勧めいたしますが、まずは、何がハワイを世界一の気候にさせているのかまずは見ていきましょう。
1) ユニークな沿海の気候条件
ホノルル程海洋水に囲まれた都市はないでしょう。この広大な海洋水がユニークな沿海の気候にプラスの影響を与えています。
ハワイを囲む海洋表層の温度は大体、3月の25度から9月後半の28度の間にあります。安定的な海水温度がハワイの日々の気温をあまりアップダウンなく保っています。
ホノルルの海水レベルの夏の気温は、さわやかな温かさで、平均的に日中は31度、夜は24度と熱すぎることは殆どありません。
ホノルルの海水レベルの冬の気温は過ごしやすく、寒すぎたりすることはなく、平均的に日中は29度、夜は18度以下になることは殆どありません。
世界にこれほど寒暖の差があまりない場所は他にはありません。
ホノルル:平均気温と月間降雨量
北緯20度線近辺にある他の都市(香港、メッカ、サハラ砂漠、メキシコシティーなど)の気温や気候と比較するとよくわかるかと思います。
2)熱帯地方
ハワイは赤道に近いこともあり、日中と夜の長さがほぼ同じです。太陽の角度は時季により多少異なりますが、年間を通じたこの一貫性が、安定した太陽のエネルギーの流入に繋がっています。
以下は、夏に気温が21度から32度、降水量が89㎝以下という過ごしやすいアメリカの都市をリストしています。20都市中13都市がハワイです。
最適な夏の天候を味わえるトップ20都市
こちらのリンク先のアメリカの都市の天候マップより、各都市とホノルルなどハワイの25の都市との降水量などの比較ができます。
3)コリオリの力による穏やかな貿易風
安定的な日光と気温以外に、ハワイは北東から来る時速8~24kmの貿易風が90%以上の割合で吹いています。これは、赤道から北緯30度線までの場所に発生するコリオリの力が働いているからです。ハワイの貿易風は、何千キロもの海を渡ってきた新鮮な温度の空気を安定的にハワイに流し込み、暖かい島を自然に冷やし、世界で一番綺麗な空気を運んでくれます。
これまで上げた3つの要素によりハワイの穏やかな気候を実現しています。ですが、まだ他にも要素があります。
4)海と山脈との出会いによる虹の形成
ハワイのトロピカルな海と高い山脈とが近くに存在するハワイでは、山脈で雲ができ、雨が降ることにより様々な天候をもたらしています。山脈の標高が気温を、大きさと形が雨量のパターンを左右します。暖かく湿った貿易風が“ウィンドワード”と呼ばれるハワイの各島の東側に到達すると、山にそのまま風が流れ、山の上で冷えます。305~1219メートルほどの高さで雲が形成され、山の頂上を覆います。各島のウィンドワード側の山の手前で雲が集まり、山の上で舞い、西側の“リーワード”側に到達する頃には雲が消えて青い空が現れます。注目すべき光景です。山脈ではよく雨が降り、谷間では緑が生い茂り、川の流域の補充をしたり、質の良い溶岩石によりフィルターされた世界的にもミネラル豊富な飲み水をも提供してくれています。
マノアバレーの虹
“Liquid sunshine”と呼ばれる少雨の際には虹ができ、ダブルレインボー(2つの虹)を目にすることもあります。ですが、この少雨をもたらした雲は気づいた時にはすぐに散ってしまい、虹は消え、青空が現れたりします。
ハワイの東から一定的に流れる貿易風と各島の山々との組み合わせは、“ウィンドワード”(東)側には曇りがちで雨が降りやすい天候を、“リーワード”(西)側と南海岸には晴れやかで乾燥した天候をもたらしています。
ハワイの殆どの人々は、これら2つの天候区分、特に海に近い場所に住んでおり、標高305メートル以上に住む人は殆どいません。これら2つの天候区分は、以下2つのケッペンの気候区分と相互関係にあります。
- 乾燥帯ステップ気候(BSh):ハワイで1番目に広い面積をカバーする気候区分で、ホノルルやワイキキ、エバ/カポレイやオアフのリーワード地区などハワイの南岸の地域が該当します。マウイのカアナパリビーハワイ島のチやカウアイのポイプビーチ、カイルアコナなど人気リゾート地域もBShのゾーンです。
このステップ気候は、暖かく、乾燥気味で且つ青い空がある理想的で完璧なパラダイス気候と言えるでしょう。もし、もう少し涼しい地域がご希望でしたら、少し高台のホノルルのオーシャンビューを臨める一軒家や地区に魅力を感じるでしょう。そこはホノルルの中心地にも近く、高台になっているため気温も少し涼しく、目を見張るようなオーシャンビューもある地域です。これら地域については後述します。
- 熱帯雨林気候(Af):ハワイで2番目に広い面積をカバーする気候区分で、カイルアやカニオヘを含むオアフ島のウィンドワード地域や他島のウィンドワード海岸沿いの地区が該当します。暖かいパラダイスの気候ではありますがステップ気候よりも湿気や雨量があり、該当地域は緑が生い茂っています。
以上のような選択肢があり、ご自身に合った選択をすることができます。ですが、これらの天候区分以外にもオアフの人気地域毎にマイクロクライメイトがあるのでそれらを見ていきましょう。
5)オアフの人気地域を選択する際に検討する最適なマイクロクライメイト(微小気候)
ステップ気候(BSh)と熱帯雨林気候(Af)、これら2つの天候区分の間には、いくつかのマイクロクライメイトがあります。以下3つの要素をオアフのどこに住む或いは別荘を持つ前に検討する前に考慮すると良いでしょう:
- 山脈までの近さ:山脈に近ければ近いほど雲や雨の確立が高くなります。山脈の頂上あたりには雲がよくかかっており山脈内の谷間には雨がよく降るのに対し、谷の手前の方では青い空と太陽が降り注いでいます。雨が降っている場所と太陽が降り注ぐ場所までの距離は、たったの800メートル程です。ハハイオネバレーやクリオウオウバレー、ニウバレー、アイナハイナバレー、パロロバレー、マノアバレー、ヌアヌバレー、ドウセット/オールドパリなどのオアフ島の渓谷にある地域を選ぶ際は、以上のことを考慮すると良いでしょう。
- 標高:もし涼しい一帯を望まれる場合は、標高が少し高めの場所を検討すると良いでしょう。300メートル程の標高の場合、雲の量が増え、且つ、1.94度程涼しくなります。ナパリハウェオやマリナーズリッジ、ハワイロアリッジ、カハラクア、ワイアラエイキ、ワイアラエヌアリッジ、ウィルヘルミナライズ/マウナラニハイツ、セントルイスハイツ、マキキハイツ、タンタラス、パシフィックハイツ、アイエアハイツ、マカキロ、オアフ島のノースショアにあるププケアなどが標高が高めの地域です。
- 貿易風に応ずる方位:標高が高めの地域、特に東に面した山の尾根辺りに住んでいると、貿易風の強さをより感じます。貿易風に向かう方位と貿易風から離れる方位とでは、プールを楽しんだりテラスで新聞を読んだりできるかどうかを左右するほど貿易風の強さが異なります。もしアウトドアを存分に楽しみたい場合は、貿易風の影響があまりない西に面した尾根辺りを考慮すると良いでしょう。これらは、オアフ島の全ての標高が高めの地域に該当します。
6)その他の選択肢:14ある気候区分中10区分あるハワイ島
この時点でご自分がオアフ島の中でどの地域に住むのが気候的に適しているかがかなりわかってきたかと思います。是非ともご自身に一番合った天候を望める地域を選んでください。
もしよりバラエティーに富んだ気候を望むようでしたら、ホノルルから45分ほどのハワイ島を検討してみては如何でしょうか。14あるケッペンの気候区分の内10区分もが、10,432㎢の面積があるハワイ島にあります。これは統計的にも極めて珍しいです。ハワイ島を終日一周することにより10の気候区分を味うことができますが、世界中どこを探してもそのような経験をできる場所はありません。乾燥帯砂漠気候(BWh)から寒帯ツンドラ気候まで。もし冬季にスノーボードしたくなれば、スイスやコロラドに行く必要はなく、標高4,250 mのマウナケア山頂に行くといいでしょう。
— ハワイ中の全ての気候が素晴らしく、私達は正にパラダイスに住んでいます。人生は一度きりです。ご自身が望まれる場所に住み、人生を最適化してみては如何でしょうか。