50%以上のオアフ島在住者は、一軒家ではなくコンドミニアムに住んでいるのをご存知でしょうか?去年は、一軒家が3,908件に対してコンドミニアムは5,824件売買されました。オアフ島においては、コンドミニアム暮らしは、今や一軒家より人気で実用的なライフスタイルを実現できる選択肢です。
アメリカ本土や海外からの最初の問い合わせは一軒家についてが多いのですが、なぜでしょう?少なくとも他の選択肢や利点と欠点を検討するまでですが。もしかしたら一部の買主はこれまでに一軒家しか住んだことがないためコンドミニアムの生活を想像できないのかもしれません。また一部の買主はコンドミニアム暮らしはあまり望ましくないといった先入観を抱いている可能性もあります。この先入観は戸建ての方がコンドミニアムの物件よりも価値が上がりやすいという世間一般の作り話にもつながっています。この作り話は価値が高いホノルルの不動産には該当しません。ホノルル不動産協会の統計によると、オアフ島の中間販売価格の上昇は以下の通りです:
1984年から2017年の長期的なトレンドは、一軒家もコンドミニアムの物件も共に負けず劣らずそれぞれ平均年率4.84%と4.67%で価値が上昇し続けています。
一部の抜け目のない買主は、一軒家ではなくコンドミニアムの物件を選択しています。なぜなら一軒家は限定的で時には遅れの物件もあり、その代替となるような魅力的な高級コンドミニアムがホノルルには存在するからです。コンドミニアム暮らしはもう魅力に欠ける選択肢ではありません。コンドミニアム暮らしは、よりモダン、流行りで実用的です。このトレンドは今後も続くでしょう。「生活、仕事、遊びを全て歩いて行ける範囲内で実現する町」というフレーズは新たなライフスタイルを表現しています。通勤に長い時間をかけるのは、古いスタイルになりつつあります。より多くの人が、渋滞の中、通勤や食料品の買物、映画館に行ったりするライフスタイルを好まない傾向にあります。
コンドミニアムと一軒家の賛否両論を見てみる前に、まずはコンドミニアムについての理解を深めてみましょう:
CPR(Condominium Property Regime(コンドミニアム・プロパティ・レジーム))とは、コンドミニアムの所有方法のひとつで、オーナーはコンドミニアムの「ユニット(建物)自体」とCPRプロジェクトの共用部分及び限定共用部分の持ち分を所有します。この「ユニット」はコンドミニアムに限らず独立した一軒家、タウンハウス、上下の階に別ユニットがあるアパートスタイルの物件も含まれます。
共有部分とは、ドライブウェイ、造園部分、プール、クラブハウス、高層建築においてはエレベーター等がそれにあたります。また、ユニットが建っている土地やユニットに隣接している部分の土地は、共有部分またはユニット所有者が専用していれば限定共有部分となります。
CPRを理解するうえでのポイントは、プロジェクト内の土地の所有権が全戸のオーナーにより比例分割されていることです。ハワイの土地は非常に限られており且つ高価で、他のコンドミニアムの所有者とその下にある土地を共有することにより所有することがより容易になります。こちらのダイヤモンドヘッドのCPRのタウンハウスや一軒家のリストを御覧ください。恐らくこれらについてご存じなかったかと察します。
高い建物を建てることが可能なゾーンに一軒家を建てるのは経済的にも無駄です。効果的で効率の良い土地の活用が最も適しています。
ホノルルの建物の高さ制限は、ワイキキで107メートル、アラモアナとカカアコ、ダウンタウンでは122メートルです。そして、これらの都会的な地域には、ハワイで一番大きなビーチパークとショッピングセンターがあり、ホノルルの中でも一番理想的で利便性の高いエリアです。ホノルルにおいて高層コンドミニアムがブームなのも当然です。
次に、スペースやプライバシー、管理、ロケーションとアメニティーの観点でコンドミニアムと一軒家の比較をし、ご自身のライフスタイルにどちらが合っているか見てみましょう。
1) スペースとプライバシー
スペースとプライバシーを考慮すると、コンドミニアムでは実現が難しそうで、一軒家を考える方も多いのではないでしょうか。コンドミニアムや土地を共有するという言葉自体が、大きな空間を想像するのを困難にしてるかも知れません。ですが、コンドミニアムは、必ずしも広さやプライバシーに欠けるわけではありません。2016年に完成したワイエアを例にとってみると、2ベッドルームと3ベッドルームの物件は610~914㎡もあり、殆どの人にとっては十分な広さがあります。”-00”と”-01”のユニット番号の物件は海に面していて、専用のエレベーターを降りれば”-00”と”-01”のみ家とエレベーターの間にプライベートな空間があります。もし更なるスペースが必要でしたら、弊社社長のニールセンのお客様のように”-00”と”-01”2つの物件を購入し、全部で465㎡の広さ、全ての部屋からはドラマチックなオーシャンビューを見れるようリノベーションするのは如何でしょうか。もし更に広いスペースが必要でしたら、ワイエアのグランドペントハウス#36には、929㎡もの広さがあり、ここは上空にある邸宅のようです。存分なスペースとプライバシーがあり、究極のライフスタイルとデザインがそこにはあります。ワイエアは、ホノルルの中心にありながら、ハワイで一番広いアラモアナビーチパークの目の前にあります。興味をそそられたでしょうか?
2) 管理
高い管理費を支払いたくないとおっしゃられる買主の方々は、多くいらっしゃいます。
一軒家の場合、ハワイロアリッジやナパリハウェオのようなプライベートのコミュニティーを除いては、管理費を支払う必要がありません。ですが、管理費がない代わりに一軒家の場合、全てご自身で管理する必要があります。一軒家は他人に左右されることなく管理できるのは良いかも知れませんが、25~30年毎に屋根を張り替えたり、10~20年毎にプールを再塗装したり、10年或いは海に近い物件の場合より頻繁に外観のペンキを塗り替えたり、庭仕事、プールの管理、セキュリティーアラームサービスなど、全ての負担がご自身にかかります。更に水道や下水、電気、ケーブル、インターネットなどの各種使用料の支払いに加え、火災、ハリケーンや洪水に対する保険の加入も必要でしょう。
こういったことを分析すると管理費は不当ではないことが理解できるでしょう。管理費にはビルの火災や洪水、ハリケーンの保険や、時には水道や下水、電気、ケーブル、インターネットなどの費用までをもカバーしていることもあります。ホノルルのコンドミニアムの管理費は、通常1平方メートル当たり6.6ドルから16ドルの間です。コンドミニアムでは管理費は必須で
管理組合により決定されます。一軒家と比べコントロールできる範囲が狭い反面、コンドミニアム内のアメニティーやロビー、廊下、庭などの手入れや管理を自分でする必要がないため負荷がとても軽く、コンドミニアム暮らしの大きな利点です。
3) アメニティー
多くのコンドミニアムには、一軒家には通常ない充実したアメニティーが揃っています。例えば、プールやホットタブ、フィットネスセンター、サウナ、ヨガルーム、シアタールーム、テニスコートなど。フィットネスセンターがあるコンドミニアムに住むようになった場合、もう24時間のフィットネスメンバーシップ料を払う必要がなくなるかも知れません。時間とお金とガソリン代を節約できます。
4) ロケーションと通勤
「ロケーション、ロケーション、ロケーション」と、弊社プリンシパルブローカー(主席主任)のジョージの奥様はよく言います。ジョージと奥様はハワイカイのココビラという地区にある素晴らしい一軒家に住んでいました。一軒家の生活は快適でしたが、毎日片道35分かけての通勤は苦痛でした。通勤時間を短縮しようと186㎡ある一軒家からアラモアナとカカアコ寄りのワイキキのThe Watermarkというコンドミニアムの2ベッドルームの物件(103㎡)に引っ越しました。
ここはホノルルの中心にありジョージの家族にとって最適なロケーションでした。ハワイで1番広いビーチパークとショッピングセンターまで徒歩圏内のこのロケーションには、ジョージが購入した価格で一軒家を手にすることはできません。
ジョージの家族のライフスタイルにおいて、コンドミニアム暮らしはより実用的で適しています。お子さんはコンドミニアムからそれ程離れていない私立の学校に通っています。何よりも便利なのは全てが歩いて行ける距離ということです。その結果、車の使用を可能な限り制限し、効率が上がり家族との時間も増えました。渋滞に悩まされることがなくなったことは何よりでした。
オアフ島では、もし都会の生活をしたい場合は、一軒家よりもコンドミニアムの方がより多くの適した選択肢を見つけることができます。
5) エネルギー効率、利便性
新たな高層ビルの開発が発表されると、渋滞や公害、持続的成長に対する不安の声が飛び交います。「お願いだから自分の家の近くには建てないで欲しい。我々がだいぶ前から先に住んでいた。我々の地域にビルを建てることにより景観が損なわれてしまう!」など人間心理的に思ってしまうでしょう。ですが、実際はエネルギー効率と利便性の観点からは、都市に一軒家が無計画に立ち並ぶよりも高層コンドミニアムを建設する方が圧倒的に合理的です。
更に、カカアコの全ての新築コンドミニアムは、エネルギー効率、持続可能性、二酸化炭素排出量の減少のベンチマークであるLEED 認証 (エネルギー効率が非常に良い、環境に優しい建物に与えられる認証制度)取得を目指しています。
コンドミニアム暮らしをすることによりエネルギーの節約を累積させることが意味をなします。資源やアメニティーを共有する形態の今日のモダンで効率の良いコンドミニアムのデザインは、コンドミニアム暮らしをより合理的なものにしています。
モダンなコンドミニアムは、より安全性に優れています。一軒家の場合怖い思いをすることが時よりあるかと思いますが、24時間警備員が常駐していたり、駐車場もゲイトがあり、エレベーターにも鍵が必要でセキュリティーカメラが常に見張っているコンドミニアムの場合、安心して生活することができます。旅行に出る場合でも、水道の栓を閉じ、家の鍵をかけて出掛ければ旅行中に特に心配する必要はありません。コンドミニアム暮らしにおいて、このようなことが安心感や解放感を齎してくれます。
結論
コンドミニアム、或いは、一軒家暮らしのどちらを選ぶかは、ライフスタイルの選択となります。双方共に利点と欠点があります。実用性と金銭面が家を所有する上で気になることでしょう。ご自身のライフスタイルにとって必要な点と実現したい点とを注意深く分析し、ご予算内で理想とする地域の中で該当する選択肢の全てを考慮することをお勧めいたします。既に周りの知り合いを通じてご存知かも知れませんが、ホノルルのコンドミニアム暮らしに関しては、考慮するに値する独特の利点がいくつもあります。何れにしても、お客様に合ったライフスタイルなどを実現できる物件探しをお手伝い致します。