もしハワイに移住、或いは、移住したいとお考えでしたら、この記事がお役に立つかと思います。ハワイ州の主要な島に関する説明やハワイ移住お勧め/お勧めしないポイント、ハワイの生活費、ハワイの雇用、ペットを連れての移住など、弊社ウェブサイト内の充実した他のコンテンツへのリンクと共にご案内致します。
それでは、まずはハワイ州の主要な島に関するご案内です。
ハワイ州に人々が住む島が6島ありますが、10,000人以上の人口があるのはその内4島のみです。従ってその4島のご説明を致します。
主要4島
オアフ島への移住 – 1番人気の島
人口:992,605人
失業率:2.5%
ハワイ州の6島の中で3番目の大きさ、同州最大の都市かつ州都であるホノルルがある島で、アメリカ本土の都市の雰囲気がありますが、より魅力とアロハに溢れています。
オアフ島について詳しくは、TripAdvisorもご参考にしてください。
ハワイ島への移住 – ビッグアイランド
人口(2016年):198,449人
失業率:3.2%
ハワイ州で1番広大で、他島を合わせ更に2倍にした大きさです。どこに行くにも遠く、素晴らしい自然とハワイ州で1番の地勢を誇ります。コナコーストがある西側は暖かく乾燥しており、観光客に人気です。ヒロがある東側は湿気があり観光客の数も少ないです。
ビッグアイランドについて詳しくはTripAdvisorをご参照ください。
マウイへの移住 – 渓谷の島
人口(2016年):165,386人
失業率:3.2%
2番目に大きな島。内陸で涼しいクラから暑く乾燥したホテルや観光客が集まる南西に位置するワイメアまで、美しく多岐にわたる地勢の島です。
マウイについて詳しくはTripAdvisorをご覧ください。
カウアイ島への移住 – 庭園の島
人口(2016年):72,029人
失業率:3.3%
4番目に大きい島。どの街も小さめで島中美しく生い茂る緑が魅力。
カウアイについて詳しくはTripAdvisorをご覧ください。
注記:
1) 人口に関しては、こちらのリンク先のアメリカ合衆国国勢調査局による2017年7月ベースのデータ(他にも多くの重要なデータあり)を基にしています。
2) 失業率に関しては、ハワイ労働産業局による2017年2月のデータを基にしています。
ハワイへの引越し費用と生活費
ハワイでの生活費はどれほどするか?
こちらのリンク先に記載されているようにハワイは50州の中で一番生活費が高い州です。CNNによるこちらのリンク先のツールもご参考にしてください。今アメリカ本土で稼いでいる給与に対してホノルルで同じ生活レベルを保つために必要な給与概算を算出してくれます。
上記リンク先より厳しい現状を把握しておいていただくことは重要かと思います。多数の素晴らしいビーチや自然があるためお金をかけずに楽しむことができますが、恐らくアメリカ本土の殆どの地域はお金をかけないと同等の楽しみを得ることが厳しいでしょう。もしハワイのアウトドアでのアクティビティーがお好きでしたらお金があまりかかりませんが、ファンシーなレストランや服がお好きでしたらハワイでの生活費はかなりかさみます。
以下は、ハワイに関する興味深い統計(こちらのリンク先の2015年のデータ)です。
ハワイにおける一人当たりの収入 = $48,288(アメリカの平均よりも0.4%高い)
失業率 = 3.6%(アメリカの平均よりも1.7%低い)
ローンがある場合の中間オーナー費用 = $2,248
賃貸料(中間価格) = $1,500
各島や収入のレベルに関して記載しましたが、次にハワイにおける住宅費と雇用機会についてお話します。
ハワイの住宅費はいくらか?
購入する場合
2017年1月から4月までのオアフの一軒家の中間売却額は$749,000、コンドミニアムは$400,000でした。物件の価格は高いですが、該当物件に主の住居として住む場合の固定資産税に関しては、アメリカの他の州よりも低いです。
弊社ウェブサイトの「オアフ不動産市場動向」よりオアフ島の最新の中間価格をご確認頂けます。
賃貸する場合
賃貸物件をお探し手したら、Craigslist(クレイグズリスト)から探すことが可能です。ハワイの島毎や住宅タイプ毎(‘apts/housing for rent’(アパート/一軒家賃貸物件)や‘rooms & shares’(部屋&シェアー))にソート可能です。ご予算内でどのような物件が見つかるおわかりになるかと思います。
Craigslist上の詐欺にご注意して下さい。詐欺の問題が結構発生していますが、Craigslistが一番賃貸物件の掲載数が多く活用されています。
ハワイでの雇用機会
ハワイの主要産業
ハワイは何といっても観光業が非常に大きな比率を占めています。特にオアフは観光客のメッカのワイキキ(ホノルル市)があり、年間500万人程の観光客が訪れます。観光業において幅広い職が必要とされています。例えば、リテール、セールス、ホテル、レストランなど特に対人スキルを要する職業です。
職探しのプロセス
まだハワイに引っ越していない就職希望者を殆どの雇用主は雇わないでしょう。「航空券を購入し、1か月後にハワイに来る予定です」という人も多く、実際に実現することがないケースも多々あります。雇用してもらえる可能性がないわけではないですが、ハワイに住む前に応募した場合、苦労する可能性があることを念頭に置いてください。ハワイに実際移住、住む場合、事前に関心がある会社の雇用主や人材会社に問い合わせすることをお勧めいたします。ハワイの労働市場を理解し、ご自身にとってどれ程雇用探しが容易或いは困難かを把握することができるでしょう。
2つの主要な求人サイト
Indeed Hawaii Jobs
Craigslist Hawaii Jobs
3つの主要な人材会社
Staffing Solutions of Hawaii
Altres
Bishop & Co
注意:上記のサイトは手始めにお勧めですが、それだけに留まらず色々と調べることをお勧めいたします。
もしハワイの住宅関連費用や雇用機会に問題なさそうでしたら、次に以下のハワイへの引越し費用など引越し関連についての記事をお読みください。
ハワイ引越し費用
ケースバイケースです!荷物をハワイにどれだけ送りますか?素敵な1ベッドルームのワイキキコンドミニアムに住む予定でしょうか?まずは以下の準備が必要です。
- 航空券。Expedia(https://www.expedia.co.jp/Flights)をチェックすると良いでしょう
- 到着後に住む場所。もし賃貸する予定でしたら、Craigslist上にたくさんの賃貸物件が掲載されています。
- 引越しする前にハワイに住む友達や将来ルームメイトとなる人がコストコのメンバーシップを持っているかどうか確認、持っていない場合は食料品をどこで調達しどれくらいの費用がかかっているか確認しましょう。
- 上記1-3までの費用の2倍に$500を足した合計額が2か月分の生活費となるでしょう。もし収入がない場合は$500プラスで考えると良いでしょう。
最低でも2か月分の生活費がないとハワイへの引越しはお勧めできません。仕事がどれだけすぐに見つかるかどうかの感覚に応じて金銭的な余裕を準備すべきでしょう。
十分な資金がなくとも航空券を購入できる資金があればハワイに引越しできると考える人もいるでしょうが、十分な資金なしで且つどれくらいすぐに仕事が見つかるかどうかわからない場合は引越しをお勧めできません。
ハワイへの引越し方法
アメリカの市民権を持っている場合はハワイにビザがなくても来ることができます。ハワイの移住に興味がある外国人の場合は、ビザが必要なため移住方法について移民弁護士に相談してください(弁護士のリスト:http://www.hawaiinisumu.com/pages/6_25/01.php)。
それぞれの方々毎に異なる状況かと思いますが、特にプランがない場合は以下について考慮してください:
1) 収入がなくても最低2か月間は暮らせるような資金準備。ハワイに引越してから住居や食料品、など衣食住に必要な2か月分は最低でも必要です。
2) ハワイの中で一番の雇用機会があるオアフ島(特にホノルル)で職探しをするのをお勧めします。何か特別な技能や知識(例えばマウイ島を熟知していてマウイのツアーガイドに適している)がない限り、雇用機会が少ない他島(マウイ、カウアイ、ビッグアイランド)で職探しするのは職を見つけられないリスクが高くなります。
3) 航空券の予約。 ExpediaやCheapflights、Kayak
4) 4-5月または10-11月がスローシーズンで観光客の数も低く、航空券も低い金額で購入できるでしょう。
5) 輸送費は高くつくためスーツケースに入らないものや家具を輸送するのは避けた方が良いでしょう。必要ないものは売りに出し資金に足すのも良いかも知れません。
ペットと共にハワイに移住
犬や猫などのペット同伴で海外移住をされる場合、こちらの動物検疫のページを御覧ください。ハワイにペットと移住するに当たり準備しなければならないことが記載されています。英国の島や、オーストラリア、ニュージーランドなどから輸入されるペットは、必要条件を満たしている場合、検疫が免除されるプログラムがあり数カ月を要します。(日本は免除国ではないため、検疫を避けることはできません。)従って該当のプログラムを適用できる場所に住んでいる場合、ハワイ島訳語の権益を逃れるためにも翌月にハワイに引越しするプランを立てない方が良いでしょう。
車をハワイに輸送
金銭的にはハワイに車をわざわざ輸送するのは合理的ではありませんが、輸送をお考えでしたら以下ウェブサイトを御覧の上、費用やプロセスなどを確認してください。
Pasha Hawaii FAQ
Matson Auto Shipping Rates
Honolulu County Vehicle Fees & Tax Calculator
…その他ハワイ移住前に知っておくべき事項
- 40万人弱の人口のホノルルが唯一アメリカ本土の都市に似ていることもあり、多くの人が適応しやすいでしょう。他のハワイの地域で10万人を超える人口の街はなくいくつかの街は5万人レベルしかいません
- ハワイに移り住んだらステートIDを入手しましょう。このIDがあればカマアイナレートという現地に住む人々だけに適用される割引をレストランやお店やホテルで利用できます。
- ハワイでは色々な面がリラックスそしてカジュアルです。例えばザ・コーヒービーン&ティーリーフというコーヒーと紅茶の専門カフェで2時に新しい友達と待ち合わせしたのに2:30以降にようやく“how’z it?”(調子はどう?)とニコニコしながら現れる可能性も大いにあります。アイランドタイム(スタイル)にようこそ!最初は無礼と感じるかも知れませんが、時間が経つにつれて慣れていくか、慣れずに島を離れるでしょう。
- 文句をあまり言わず率直に言うのはできるだけ避けましょう。ハワイの人々はフレンドリーな感じを好み、否定的なことを言うと失礼或いは傲慢と思われるため暖かなオブラートに包みのが無難です。
- アイランドフィーバー(Island Fever)とは、ハワイという狭い島国に閉じ込められたため、精神的に滅入ってしまう症状を言います。島の生活を楽しんでいてもアイランドフィーバーに陥る人もいます。
- 湿度が高めで潮風の影響でものが駄目になりやすいです。
- ザバス(TheBus)はオアフ島のバスサービスで、こちらのリンク先に記載されているようにお手頃で便利です。
- サーフィンやハイキング、ジョギング、自転車等のアウトドアのアクティビティーをしないライフスタイルの場合、たまにハワイに自分が属していないと感じるかもしれません。
- CNNによるこちらのリンク先の地図より、2016年2月におけるアメリカ50州のガソリンの平均費用を調べることができます。ハワイのガソリン代が一番高く1ガロン(3.785リットル)当たり$2.63で、オクラホマ州が一番安く$1.39でした。ですが、ハワイは狭い島なのでどこに行くにもそれほど車を走らせる必要はないという利点もあります。
- ハワイのビーチはどこも素晴らしく、高級住宅地やホテルの目の前のビーチ含め全て公共で無料です。弊社ブログ記事「オアフ島のベストビーチ」も御覧ください。
- ハワイの殆どの素晴らしい自然は無料で楽しめます(ハイキング、公園など)。トラベルチャンネルのハワイの自然の写真14枚を御覧ください。
- ハワイの殆どの場所は、年間を通じて理想的な気候です。こちらのリンク先の弊社が作成した天候に関する地図を御覧ください。ハワイの複数の都市とアメリカ本土の1100の都市との比較をすることができます(夏のような気温の日数など)。
- 殆どの場所はそれ程遠くなく、あまり時間をかけることなく目的地に到着できます(ハワイ島を除く)。例えば、ホノルルの南からノースショアのハレイワまでは約1時間(50km)ほどですが、地元の人にとってはかなり遠い距離です。
- ハワイで暖房をつける必要(少なくともハワイの99%の住民は)や冬服を切る必要はありません。(男性なら)ショーツやビーチサンダルをはき、Tシャツや長袖さえあれば、ハワイで新たな生活を始められます。
- ハワイのカルチャーは、ハッピーでリラックス、のんびりしており、どこに行ってもいいエネルギーを持った人々を見つけることができます。素晴らしい生活です!
- ハワイのビーチ沿いの場所(例えばワイキキの美しい白砂のビーチ沿いにあるロイヤルハワイアンホテルのマイタイバー)で、特に夕方から夜にかけての6時から8時のハワイアンミュージックの生演奏を聞きながら軽く食べたり飲んだりするのは最高です。
- 通勤・通学時間の渋滞はひどく、ホノルルはアメリカの都市の中で8番目にひどい渋滞がある都市としてランク付けされたほどです(Business Insiderの記事)。
- ハワイは熱帯の気候のため、ゴキブリや蟻などの虫が多く、特に一軒家の場合家によく入り込みます。家を常に綺麗にしておくことは重要ですが、それでもいつか(飛ぶ)ゴキブリと遭遇する可能性はあるでしょう。そうです、ゴキブリも飛ぶんです!
ハワイへの移住は、世界中どこに移住するのと同様に賛否両論あるかと思います。結局は、ハワイを受け入れ、ハワイに恋しようがしまいが、人の性格や態度により文化や自然、そこに住む人々に対する感じ方は変わってきます。
もし最後まで読んでくださったのであれば、きっとハワイに移住をかなりお考えですね。パラダイスへの移住、ご健闘をお祈りいたします。新たな人生の新しいチャプターが近い内に始まることを願います。