21世紀に入ってすでに20年も経ちました。初のマイホームを買うか、投資のポートフォリオを成長させるのか、自分のニーズにもはや合わない不動産を売却するのか…これまでの不動産取引においてご自身の目標を達成されたことはありますか?21世紀も残り80年、この間で目標を達成されるために何をしますか?
先月、私はオープンハウスである紳士に出会いました。彼は、ハワイで初のマイホームを買おうとずっと機会を伺っており、2019年の間、ハワイの不動産価格が彼が望んでいたより安くならなかったことを嘆いておりました。なんと彼はこのハワイで2019年に不動産価格が下がるだろうと考えその機会を待っていたというのです!おそらく彼は単純にハワイの不動産事情等を理解しておらずその結果不動産を購入する機会を失ってしまったのでしょう。
私は彼に今現在不動産を購入できる状態なのか尋ねました。すると、「アメリカ大統領選挙の結果が明らかになるまで不動産の購入は待とうと思っている」と答えたのです。私はあまりにも驚き過ぎて固まってしましました。アメリカ大統領選挙が不動産購入にどのような影響をもたらすというのでしょうか。
これは単に不動産購入をしないための言い訳であり、2020年1月1日にコンピュータの動作に何らかの異常が発生する可能性が取り沙汰された問題で、人々が自宅の冷蔵庫が真夜中に凍結してしまうと恐れていたという2000年問題以来の、最高に馬鹿らしい言い訳でした。
これまでも、ハワイの不動産サイクルとアメリカ大統領選挙にどのような因果関係があったというのでしょうか?一切ございません。ただ自身が不動産購入を先延ばしにする言い訳であり、さらに言えば、この先4年ごとに選挙の不確実性はさらに高くなっていきます。
あらゆる言い訳
確かにマイホームの購入、老後の貯金、日々の継続した運動、質の高い食生活などいろいろあるでしょう。
しかし、何をすべきか知っていることも何をしようとしていると明言することも実現化させるには十分ではありません。最近の研究では88%の人が新年の抱負を達成できていないと言います。
全ての人が不動産購入を先延ばしにする本当の理由を認めることができるわけではありません。そして多くの人が本当の理由すら実は認識していないのです。しかし、高度な言い訳のほとんどは単に恐怖という単純にして最も人間の行動を制限する感情によるものです。
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行動を起こす
ミリオネア、起業家、そして潜在意識の世界的権威であるジョン・アサラフ氏は以下のように述べています。
「もし2020年の自身にとって最も素晴らしい年にしたいのならば、目標を3つに分けて実行に移しなさい。」
自身の願望を明確にし視覚化する(目標達成占める割合:3%)
戦略をもってしてプランを練りそれを再確認し経過観察をする(17%)
目標に向け行動を起こし邪魔になるもの(すなわち恐怖などの感情)に留意し課題は成長の機会と捉える(80%)
私たち不動産仲介者は大統領選挙結果を予想することはできませんが、選挙によって不動産価格が下がることはないと確信しております。なので、不動産売買どちらでも皆様の準備が整っているとき、いつでもサポートできるように体制を整えております。
今日、私たちはどのような状況にいるのでしょうか?
連邦議会前の2019年11月の証言の中で、FRB議長のジェローム・パウエルは次のように説明しました。
「経済成長は安定しており、インフレは引き続き抑制されてる。景気拡大11年目というまれな状況は多いに好ましいことだ。これを延ばすため、できる限りのことをやっていく決意である。この景気拡大が継続できない理由はなく、この状況を継続することには大きな価値がある。新標準は、低金利、低インフレ、低成長である。」
失業率は記録的な低さに近く、収入の伸びは安定しています。インフレ率は2%です。 2020年の景気後退のオッズは、2019年よりも低くなっています。そして、クリスマス前の土曜日は、今までにないくらい消費が大きかったのです!
S&P 500は2019年を30%の驚異的なゲインで終え、2013年以来の最高の年となりました。
ほとんど知らない間にS&Pは過去11年間の景気拡大期間中に合計利益500%という驚異的な数字を超え、過去最高の314を記録しました。MSCIワールドインデックスは、2009年の最初の急上昇に追いついて、2番目に高い年間リターンに達しました。
もしあなたが金融および経済データの分析に興味がある場合は、Jeff Millerの素晴らしい週刊記事を読むことをお勧めします。彼の最新の1.5.2020投稿はこちらです。
一方、ハワイでは、失業率は過去最低水準にとどまっており、観光業は2019年に新記録を樹立しようとしています。
多くの人々が恐れていたようなBill 89, CO 19-18によるハワイの新しいバケレン禁止法による経済崩壊はありませんでした。
CO 19-18が新しく法律に加えられてから6か月経ちましたが、不動産の価値はほとんど変化していません。昨年、何度となく討議をしましたが、ハワイの不動産価格へのネットインパクトは、長期チャート上に異常としてほとんど表示されないでしょう。。
昨年のアウトルックである関連記事をご覧ください:市場更新 2019年1月
ここでは、2019年と2018年を比較して、オアフ島の不動産再販数を分析してみましょう。新しい傾向を見つけるには、サンプルサイズが小さすぎるため、1か月分のデータでは不十分です。
市場は非常に正直です。実際、ハワイの不動産は手頃な価格であったことはありませんし、この先もないでしょう。
次回から、友人や同僚、近所の方々がハワイの不動産の高騰はもう長いこと続いているのでこの状況がこの先も続くとは考えられないとアドバイスらしきものをされたら、需要と供給は個々人の希望的観測や大統領選挙の不確実性や事例よりもよほど信頼できると伝えましょう。
関連記事: ”望ましい取引”を待つときに覚えておくべき3つのこと
人生において、正しい決断を下そうとしてどれだけ多くの情報を得て実行しても、絶好のチャンスというものはいつも行動に移すまで認識されないものです。
不動産購入の好機の最中にいることができるか?
2017年の1月1日から2020年1月2日までの30年間の米国の住宅ローン率については、次の3年ごとのチャートを確認してください。現在の金利は、過去3年間に見た中で最高のものですか?
2020-新しく増えたローンの上限
もしご存知でなかった場合のために、ファニーメイとフレディマックのホノルル郡の抵当貸付限度額は増額し2020年1月1日から有効となりました。以下の通りです:
$765,600 1ユニット上限
$980,325 2ユニット上限
$1,184,925 3ユニット上限
$1,472,550 4ユニット上限
2020年のFHAローン制限も引き上げられ、VAローン制限は廃止されました。
希望的観測でずっと自分が望む状況を待っていても、ハワイの不動産がお手頃な価格になることはありません。差し迫った経済不況を正確に予測できる水晶玉を持っている場合でも、相対的に手頃な価格が買い控えるという状況を改善することにはならないでしょう。
私は個人住宅所有者を非常に賛同しておりますし、また、私は不動産への投資を通じた富の創造も同じくらい賛同しております。 2020年は、不動産を購入するのに適した年です。
口先だけではなく、私は今年、より多くのハワイの不動産に投資することを誓っています。私がこのように不動産を購入する理由と対象についての今後の記事もせひチェックしてください。
私たちはただアドバイスをしているのではなく、有言実行をしています。ですので売買の準備ができたら、連絡してください。喜んでお手伝いします。
結論
両親と一緒に住んでいない限り、住宅は賃貸するか購するものです。賃貸は、短期間で移動できる柔軟性を有しています。しかし、ハワイでの生活に専念すると分かっていて、3年以上家賃を支払っている場合は、窓からかなりのお金を投げ捨てていることと同じです。
自分ではない家主の家にお金を払うのも、自分自身の家を購入し完済することもご自身の選択ですが、市場が安くなることをずっと待っていることは非常に愚かであるといえます。
購入する最適な時期とは結局、同じ近所に住む準備ができていて、購入可能で快適な住宅を見つけた時なのです。